子宮内膜をふかふかのベッドにする
前回お話しした着床障害を改善するには、「子宮内膜の血流を良くし、ふかふかのベッドにして受精卵を迎える」ということです。
受精卵が子宮内膜に着床できない原因に子宮の問題があり、子宮筋腫や子宮内膜症などがあります。
子宮筋腫はできる部位によって筋層内筋腫、漿膜下筋腫、粘膜下筋腫の3つに分けられます。
筋腫があることで子宮内の血が筋腫に取られたり、月経の出血量が多くなるなどで体は血が足りない状態になります。また血流も悪くなります。滞った血液は瘀血となります。
瘀血があると良い内膜はできません。仮に着床できたとしても胎児の発育の妨げになることもあります。
その原因は漢方医学では血流が悪い「瘀血」と、気の流れが悪い「気滞」と余分な水分が溜まっている「痰湿」であるとされています。
筋腫は「瘀血」が主な原因とされていますので西洋医学では低用量ピルでホルモンをコントロールして、筋腫を小さくする薬物療法と手術などの外科的療法があります。
また、筋腫が手術を要するほどでなければその原因である「瘀血」「気滞」「痰湿」を取り除くことで妊娠しやすい体を作ることができます。
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