着床しやすい環境の作り方②
前回着床しにくい原因のひとつとして、
子宮内膜の厚さがきちんとあるか
ということをお伝えしましたが、
着床障害の原因として子宮内膜が硬いというのがあります。
これはどういうことかというと、
子宮筋腫とか子宮腺筋症の方は内膜が硬くなってる人が多いです。
こういう人は月経血の状態でわかります。
月経痛がひどく出血量が多くなることが多いですし、
血塊もあります。
多発性筋腫だと子宮の収縮がうまくいかず
月経が長引く傾向になります。
漢方医学では胞宮瘀阻といい、瘀血が子宮にあるといえます。
瘀血をとることを第一において、
状態によっては補血もしながらみていきますが、
粘膜下筋腫の場合は手術も必要かもしれません。
手術するにしても術後の経過をよくするためには、
鍼灸漢方薬療法で体力をつけることは良い方法です。
漢方薬は芎帰調血飲第一加減や宝宮泉、冠心逐瘀丹などで
活血化瘀します。
鍼灸で血流を改善し漢方薬で活血化瘀することで
子宮内膜がフカフカのベッドのようになってきます。
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